オーケストレーションについて

 ブログを書くのも久しぶりな気がします。アーティストの皆様は頑張っておられますか?活動に行き詰った方ぜひご連絡ください。さて、制作に追われておりますが、使用している音源が多いので、目的の音に辿り着くまでに時間がかかる・・・。サンプルも容量が多いので、いちいちマウス操作で引っかかりますからね。これは改善していきたいところです。今回は真面目な音楽話を書いてみたいと思います。

 劇伴作曲家のレベルを図る上で、きちんとしたオーケストレーション(アレンジ)が出来るかどうか、というのはポイントでしょう。不十分なアレンジは聞いていて残念ですので、オーケストレーションのわからない人は、きちんと専門家に任せるべきです。youtubeなどでプロとして活動している海外の劇伴作家の制作場面を見ても、ええ、これでいいの?っていうのがよくあります。勿論オーケストレーターがきちんと楽譜を制作した後のものは全く問題ないのですが。平均律で音楽を作っている以上、誰が作っても基本的には同じものが出来上がるわけです。なので楽器のアレンジや和声がしっかりしている、というのが究極的には音楽レベルの差になって出てくるわけです。僕ら制作者は所謂過去の制作者の“焼き増し”をしているに過ぎないので、その違いを出すのが、オーケストレーションなわけです。

 
 久石譲さんです。よくyoutubeなどで聞いております。オーケストレーションが本当に素晴らしいですよね。コメントなどを見ていても9割以上が彼の音楽を絶賛しておりますね。中でも面白いな、と思ったのがHans ZimmerはJoe Hisaishiにオーケストレーションを習うべきだ!というコメント(笑)。先ほどの話に戻りますが、悪く言えばありがちなメロディーに、ありがちなコード、勿論周囲に求められて制作している音楽なわけですが、オーケストレーションの能力が一般人とは違うのです。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください