ポストプロダクション本格対応のための準備

ソフトなどの環境整備

 今回、短編の映像作品を少ない人数で制作したのですが、音声のほうで若干ミスをしてしまい、後で処理が大変でした。ソフトとしてはNuendo 12(劇伴作曲・編曲でも使用)で行っているのですが、せっかくCubaseからNuendoにしたのに、まだまだ活用できていませんね・・・。少しずつ覚えていきたいと思います。音声の修復にはiZotopeのRX 10 Advancedを使用したのですが、かなり役に立ちました。Repair Assistantが優秀ですし、これは編曲でも重宝しそうなので、有難いです。RX 9から比べても色々進化していますね。で、RX 10 Advancedに更新後、結局Everything Bundleにアップグレード・・・。Dialogue Matchという機能が良さそうで、音声の修復をやっているとかなり時間がとられてしまうので、このように作業が楽になるソフトは必須です。Dialogue Matchは、現状Pro Toolsにしか対応していないので、Pro ToolsのArtistをスタジオで契約することにしました。スタジオではセルフのレコーディングにStudio One Pro、エンジニア付きプランのほうではNuendo 12を使用しているのですが、たまに外部エンジニアさんがいらっしゃるので、セルフレコーディング用のPCにはPro Toolsが入っていたほうが良いのです。Pro Tools Artistは割と制限多めでも、基本の録音では問題ないかと思っています。サブスクしかなくなって、使いにくくなってしまったPro Toolsですが、私は作曲や編曲には使わないので、エンジニアさんのリクエストがあったら対応します。

 整音作業は本当に奥が深いです。環境音や効果音の制作は、音楽を制作するときの波形編集などとはまた違った技術が必要になりますね。これから少しずつ出来るようにしていきたいと思います。ポスプロ対応!を謳うなら、やはりイマーシブ・オーディオへの対応は必須で、バイノーラルマイクや、スピーカーなど揃えていかなければいけません。作業している場所も狭いので、スタジオの整備もいろいろ考えないといけませんね。

RX 10 Advanced

RX 10 Advancedで音声修復をしているところ

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