Steinberg Cubase Pro 雑感

Cubase Pro EQ

 DAWの引っ越しで、一番メインで使用できそうなSteinbergのCubase Pro 9.5、インストールしましたので操作などを覚えています。とりあえずサンプルのプロジェクトを読み込んで鳴らしてみましたが、付属のエフェクトはなかなか高品質ですね。心配だったEQはアナライザー付きのFrequencyというものがよさそうです。また、VoxengoのCurveEQも使いやすそう。何故、アナライザーにこだわるのかというと、私は自分の耳を信用していないからです。人間の耳は非常に高性能なのですが、体調によって聞こえ方が変わったりするので、画面で確認出来たほうがいいと思っています。アナログシミュレート系のプラグインでは、アナライザーは付いていないので、こういう場合はもちろん耳で作業しています。そもそも“そういう質感”を求めて使用するわけで、そこを機械に頼っても仕方ないですね。とにかくCubaseのこの2つのEQはとても優秀。できればSONARのようにトラックEQにビルトインしてほしいです。

 MIDIに関しては、やはりこちらも優秀です。SONARでいうCAL機能はロジカルエディッターというもので細かく作業できます。ピアノロール画面の見やすさはSONARのほうが上ですが、まったく問題ないですね。もちろんStudio Oneよりははるかに細かいことができます。

 

素晴らしい楽譜機能

Cubase Pro Score

 一番Cubaseで感動した楽譜機能。専用の楽譜制作ソフト並みに細かいことができます。ここまでできるとは思っていなかったので、驚きました。SONARの楽譜機能は何だったのか・・・。私は演奏家に直接楽譜を渡すことも多いので、助かります。リアルタイム演奏の質感は楽譜とは直接的には関係ないですが、楽譜を美しく表示するというのは、音楽的な美しさにも直結すると思っています。もちろんすべての曲でキレイに楽譜を制作する必要はなく、軽音楽系ではそこまで必要ではないです。ただ、例えばストリングスのカルテット、金管や木管などオーケストラ系の音楽を作るときは多段譜で音を確認しやすいほうがいいので、こういうところに力を入れてくれるとありがたいですね。

 楽譜機能は、音楽の初心者の方は必要ないかもしれませんが、ある程度慣れてきたら、楽譜を併用して作業するようにしたほうがいいです。音符に慣れていくということですね。音符も読めないし、音楽理論もわからない、楽器も演奏できない、こういう状態では一向に音楽家として成長しないと思います。

 

 Studio OneとCubase、どちらもインターフェースは優れていると思います。操作感もほぼ同じ。私は楽譜機能やMIDI周り等、総合でCubaseを使用していくと思います。もともと、選択肢がなかったんですよね。Studio Oneはマスタリングや、波形編集用になるかな。今後Studio OneはNotionと統合されたりすれば、非常に強力なDAWになると思います。是非やってほしいし、両方とも凄く軽いソフトなので、一緒になってもソフトの重さはたいして変わらないと思います。早速これらのソフトで作曲や編曲などの仕事をしていこうと思います。

 

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