今回Cakewalkの騒動で、色々なDAWを触ってみました。(触ることになってしまいました・・・。)それで思ったこととしては、やはりどれを使っても、あまり大差はないということ。基本的なことはすべてのDAWで可能であり、音質についても差がありません。その上で操作性の違いが多少あるので、どれが自分に合っているのか、すべてデモ版を触ってみて判断するのが良いと思いました。下記のリストは自分が触ってみた感想です。LogicとDigital Performerは触っていませんので除外します。
・MIDI(コントロールチェンジの入力のしやすさ等)
Cubase = SONAR > Pro Tools > Studio One > Live
・スコア(Studio OneとLiveはスコア無し)
Cubase > Pro Tools > SONAR
・オーディオ(波形編集時の操作性・機能)
SONAR = Studio One > Cubase = Pro Tools = Live
・オーディオ(ループメインの音楽制作)
Live = SONAR = Studio One > Cubase = Pro Tools
・付属音源・エフェクト
Cubase = Pro Tools > SONAR = Studio One = Live
どれも一長一短があり、例えばCubaseのスコア機能はやはり特出していると思います。CubaseはSteinbergがDoricoという楽譜制作ソフトを出したので、これ以上スコア機能が強化されるかは微妙なところですが、DAWの一機能として考えるなら必要十分です。あとコードトラックも便利ですね。コントロールチェンジの入力などは視認性が良いので、SONARが良いです。あとProChannelが使いやすく、急いでいるときなどはこれで簡単にミックスできますし、スマートツールがいいですね。Studio Oneはオーディオメインで考えれば、素晴らしいです。いや、本当にNotionと統合してほしいですね。私には合いませんでしたが、Liveはループ素材をメインで音楽を組み立てる方にはお勧めです。すべてのDAWの良いところをまとめた最強のDAWが出ることを期待したい・・・です。
Cakewalkはシンガポール企業のCEOがとんでもない資産家らしく、今後に期待してしまいます。色々なことが起こっても、結果として健全にDAWの発展が進めばよいと思います。