KAWAI VPC1レビュー

vpc1-1

 セットアップしたスタジオは現在こんな感じです。DIYも頑張って、パインの集成材と、60kgまで耐えられるスライドレール、ウォールナットの突板、ワシンのオイルステイン、BRIWAX、油性ニスを使用しています。突板は全部に張ると大変なので目立つところだけです。それでも物凄く大変でした。ボンドをつけると反ってしまい、厚突きなので(5mm)綺麗に圧着しないんですよね。最終的には当て木をした木材をクランプで挟み込んで、きちんとくっつきました。パインとウォールナットを接木しているような印象になったかな。家具製作は奥が深い・・・。まあでもこういった楽器に合わせて専用の台を作ったりするのは楽しいです。もう少しまともな家具が製作出来るようになりたいです。

vpc1-2

 スライドレールで手前に引き出せます。VPC1は本体が重すぎるので(30Kg!)、この重量をスムーズに動かせるスライドレールを探すのが大変でした。木材の重量もありますからね。

 弾き心地のほうですが素晴らしいです。ただ、私が普段出入りしている外スタジオのいくつかのグランドピアノに比べると、打鍵の感じは重めですね。ベロシティーカーブを専用ソフトで設定できるので、鳴り方については使っているピアノ音源に完璧に対応出来ます。これでも中位の鍵盤なんですよね・・・。最近の機材は凄く進化したなあと思います。KAWAIから最上位のGFA鍵盤のMIDIコントローラーが出たら欲しいですね。常に音を出せる状態にしておきたいので、サーバー用のパソコンに音源とインターフェースをセットして鳴らしています。このお陰で電子ピアノみたいに使用できるようになりました。USBで給電できるので、電気代も掛かりません。プロのピアニストに演奏してもらったのですが、鍵盤は少し重めだけど、練習には良さそう、ということでした。

 ミックスして出来上がったトラックにも良い影響が出ています。やはり、ベロシティーの変化を伝えやすいので、特にピアノなどでは生音感が増しますね。これから重宝しそうな機材です。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください