SONARからの移行 Studio One 3

Studio One 3 1

 ということで前回の続きになりますが、Cakewalk SONARからの移行候補一番手、PreSonus Studio One 3を導入しました。Studio Oneは廉価版を触ったことがあって、使いやすかった記憶があり、シンガーソングライターさんにも操作性の良さで勧めています。3は初めてなので期待していましたが凄く進化ています。基本のエフェクト類も洗練されていますし、音源も良いですね。スクリーンショットに映っているような、アナログシミュレーター系のプラグインも付いています。ソフト自体も非常に軽く、イメージ通りの音の良さ、印象はSONARと変わりませんね。半日くらい触ってみて、大体使い方はわかりました。とにかくGUIが素晴らしく、わかりやすいです。最小限の機能を必要な場所に配置した、という感じで、インターフェースの洗練度はSONARよりもStudio Oneのほうが上ですね。

 SONARユーザーが移行するうえで戸惑うところとしてはやはりスタッフビューがないところです。これは厳しいところで、SONARは本当に酷い性能だったのですが、楽譜を表示できました。いや~、でも楽譜機能なしで、どうやって作曲するんでしょう?皆さんは構成音の確認とか、エディッター(SONARでいうピアノロール)でされているのでしょうか?私には考えられないですね。ただ、別売りのNotion 6と組み合わせれば何とか作曲にも使えそうです。私は数か月前にNotionを入れたのでちょうど良かったです。データのやり取りなのですが、両方ともソフトの軽さに支えられてとてもスムーズです。今後のアップデートで、Notionの機能をそぎ落として、本当に簡易的なものでもいいから音符を表示できるようになれば・・・、Studio Oneは私にとって素晴らしいDAWになると思います。また、スマートツールのようなものがないので、ツールは切り替えないといけません。これはショートカットを覚えるしかないですね。

Studio One 3 EQ

 私が一番移行で心配だったEQ。SONARのQuadCurveイコライザーは大変素晴らしく、多用しておりました。Studio OneはPro EQという優れたアナライザーが付いているものがあり、十分代用できます。でも一応、メインで使えそうなサードパーティー製のEQとして、Tokyo Dawn LabsNOVA GEを入れました。バンドごとにダイナミクスを制御できる凄いEQです。フリー版を触ってとても気に入ったので、購入しました。これのレビューも機会がありましたらしてみます。エフェクトや音源などは全体的にもう少し使用してみないとわかりませんので、詳しいレビューは仕事で使ってみてからにしたいと思います。

 下のスクリーンショットはCakewalkのプラグインが動くか試しているところですが、全く問題なかったです。ただ、プラチナの最後のほうに加わったAdaptive Limiterは使えませんでした。残念。

Studio One 3 2

 サクッと触ってみましたが、全体的にとても好印象でした。マスタリング専用ソフトとして買おうと思っていたのですが、作曲や編曲にも十分使えそうですね。少し心配なこととしてはソフト本体の値段が安すぎること・・・。なんといってもCakewalkがLTUで失敗しているので・・・。Notionを買うことを想定しての価格なのでしょうが、Black Fridayなどでの半額での投げ売りはどうなのかと思ってしまいます。経営、ソフトの開発に支障をきたさないように進めてもらいたいですね。今回はPreSonusのStudio One 3の導入編でした。次はSteinberg Cubase Proを触ってみます。Studio Oneのレビューなどは今後も記事にしていきますのでよろしくお願いします。

 

 

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