チャンネルストリッププラグインの活用

 一時期サミングミキサーに興味があって、色々調べていただのですが、外国エンジニアが色々聞き比べの動画をアップしており、試聴した結果、あまり物欲が無くなってしまいました。例えばWavesに卓をシミュレートするプラグインが出ていたりするのですが、それと実機を比べてもほとんど違いが感じられなかったんですよね。ここは自分の中で費用をかけるべきところではないと思ってしまいました。でも、そのうち機会があれば使用してみたいですね。Dangerous Music D-Boxとか小さいスタジオには良いかもと思います。

 

チャンネルストリップ

 それでサミングミキサーではないのですが、最近は全てのトラックにチャンネルストリップのプラグインを挿してミックスしています。DAW内でミキサーを再現するわけです。NEVEとAPIはUniversal Audio、SSLはWavesを使用していますが、並べてみると壮観ですね。こういったプラグインは挿すだけでアナログ感を付加させることができ、DAW内の飽和ミックスを緩和させることができます。最近のDAWは音が良いので飽和感なんてないのですけど、使ったほうが好みの音質になることが多いです。ただ、そういった質感を付加しないほうが良い楽曲もあるので、そこは注意をしています。チャンネルストリップのプラグインはそれぞれメーカーによって信号の経路が違っていたりするので、説明書を見ながら、基本的にはプリセットを使用して、調整していきます。出来ることが多いので、そのほうが素早く設定できますね。

 また、低品質のプラグインではアナログ感といってもただ単にノイズが加わっただけというものもあると思います。WavesやUniversal Audioは間違いないのでお勧めですが、デモをインストールしたり、音を聞いてミックスで判断するのがいいですね。このような機能が元々ついているDAWものがあります。無料になったCakewalkにはProChannelの中に卓をエミュレートするプラグインが付いておりますので是非使用してみてください。DAWに付属しているものはライセンスの供与があるわけではないので、似たような特性を再現するという形になっています。

 

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