2018年末のご挨拶と仕事について

 今年もあっという間でしたが、無事に終えることができました。私的には大変なことがあったのですが、初めてご連絡を頂いた方、ありがとうございました。今年の課題と、来年からのやらなければいけないことは自分の中でわかっていますので、可能な限り思い通りに進んでいけばいいなと。まあ何年か続けて残念な結果になったこともあるのですが、それはもう忘れることにします・・・。良い出会いもあったし。業務内容を広げて、法人としても大きくできるかもしれない出会いなので、これは大切にしたいなあと持っています。

 相変わらず仕事のほうはお待たせしている状況は変わらないし、本当に生産性が低いし。基本一人で作業しているのでどうにもならないんですよね。改善したいと思っても、やり方がわからない状態です。クリエイター系の仕事の人は例えば作曲であれば1日で1曲くらいは、ある程度作りこんだ編曲までこなせないといけないと思います。BGMだったらそれでもありと思いますが、自分の場合、編曲などは歌モノであれば1週間くらいは最低でもかかるし、それ以下に出来ればと毎年考えておりますが、やはり難しいです。ちょっと弱気な発言ですが、1曲にかけられるお客様のご予算を考えても、やはり普通の人が引退する時期まで、長期でできる仕事ではないのかな・・・、なんて思ったり。

 で、こんな記事を読んでいるクリエイター志望の方は稀だと思いますが、今から作曲や編曲業をやりたいと思っている方は、年収は基本恐ろしく低くなるので、その前提で相当の覚悟と気合で頑張ってほしいと思います。あくまでこれは普通に個人で仕事を取って、こなして、ということを前提にした場合です。クリエイターとして名前が売れてくれば、話は変わってきますが、アニメーターとか、経済学的に供給過剰で、誰でも変わりがいる仕事は低賃金になる、というのは共通です。今はどうかわかりませんが、ボーカロイドが流行ったときに、たくさんクリエイターが出ていきました。ああいった現象に上手く乗れて、実力を認めてもらえればベストですね。それか、まともに仕事を獲ってくれる事務所に入るかです。中年にもなれば、誰でも考え方は変わりますので、歳を重ねていく中で最後まで芸術家で人生を終えるという、その覚悟を持ち続けられるかです。

 最初からクリエイターを目指さず、しっかりとした正規の仕事をしながら、自分のやりたい音楽に打ち込むというのも一つの選択肢だと思います。20代で基礎が築けないままだと30、40代と続けていくのは、社会人としてものすごいリスクになります。資産を形成できる大事な時に、貧困なまま進んでいってしまう可能性があるわけですから。ワーキングプアという言葉は最近聞かなくなりましたが、私なんて最近人手不足の土建屋さんいいなあと思います。元々、大工仕事とかも好きだし(自分で工事をやろうと思うくらいですから!)、年収も私なんかより相当もらっているので。

 

鍵盤

 基本、お客様のご依頼をお引き受けする場合は、お客様の意向に沿って進めなければいけません。そのため、自分の制作したい音楽は出来ません。そもそも制作したい音楽ってどんなものだっけ?という感覚にもなったりします。編曲を仕事にする場合は、どんなご依頼でも対応できなければいけないので。それを空いた時間にすればいいのですが、本業でそれをやっているとその気持ちもなくなってきます。・・・それは私だけかもしれませんが。あとは個人クリエイターの人は共通するリスクなのですが、おかしな人にも自分で対応していかなければいけません。それはものすごいストレスになるので、覚悟してください。普通の会社のように守ってくれる人はいません。私の場合はほとんどの方が、丁寧に相手(私)を尊重してくれる方が多いので助かっています。・・・本当にありがとうございます。まあ何度かお付き合いがあっても、途中でおかしいことに気が付く場合もありますが、そういう場合は遠慮なく縁を切ることにしました。そのほうがストレスにならなくて済むから。その人のために使った膨大な時間も、全て無駄になったと思ったときの喪失感は半端ではないです。

 まあ最初に戻りますが、人間、すぐに忘れて切り替えるのが一番ですね。日本のサービス業に共通することですが、何でもお客様目線で、横暴な態度だったり、訳の分からないことをおっしゃる方もいるので、そういう環境が変わっていけばいいと思います。簡単な勘違いや齟齬ですぐに解消できるようなことであれば良いのですが、個人クリエイターへの仕事の依頼というのは、飲食業などのサービス業とは全く違いますので(かといって飲食業で店員さんに横暴な態度を取って良いわけではないですよ)、その辺はご理解いただきたいところです。私は引き受けたくなければ最初から断りますので。大体、それはメールの書き方でわかります。

 音楽も溢れています。今はまったく音楽にお金をかけなくなりましたね。動画サイトなどで無数に音楽は聞けるし、そう考えるとライブを交えた方向に向かうとかしかないわけですが、スタジオの制作はそういうつもりでやっています。スタジオ(ピアノアコースティックリハスタ&レコスタ)はいよいよ工事を始めます。外壁だけ作って全く進まない状態でしたが、大工さんにお願いして1月からスタートです。2月末までには完成させますので、是非遊びにいらしてください。

 

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