Cubase Proのカスタムコード作成

Cubase Pro Custom Chord

 Cubaseのコードトラック、コードエディッターはとても便利です。MIDI入力のできる鍵盤を持っていれば、鍵盤で構成音を押さえると自動でコードを判別して入力してくれます。FinaleやSibeliusもコードの解析機能、付いていますね。楽譜を急いで制作しなければいけない時など、パソコンのキーボードでするよりも、鍵盤で押さえていったほうが速いので、あると助かる機能です。

add9を解析できるようにする

 しかし、デフォルトでは9thの扱いがおかしいのです。まず、通常入力で例えばCadd9というコードを入力するとします。Cadd9の構成音はC – E – G – Dですが、鍵盤で押さえてみるとC9と認識されてしまいます。C9の構成音はC – E – G – Bb – Dなので違いますね。一般の楽譜では通用しないのですが、なぜこんな風になっているのかはよく分かりません。ただ、設定で改善されることがわかりました。環境設定-イベントの表示、からカスタムコードを設定します。新規カスタムコードでメジャー、マイナーの二種類を作成します。メジャーコードはまず、左のテンションから、maj3、5、9を選択します。デフォルトが、X9、タイプがadd、テンションが9、結果がXadd9となります。同じようにマイナーコードも作成します。maj3をmin3/#9に変えるだけです。詳しくは、スクリーンショットを拡大してご覧ください。これで鍵盤で押さえたときに、正しく解析してくれるようになります。

 

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