Cubase Pro、制作の途中で起こる非常に厄介な問題についてです。開始時やプロジェクト自体が軽いと起こらないのですが、VSTiやVST音源を多数使用していくと、最初に使用できていたプラグインが追加できなくなってしまうことがあります。一度追加できなくなると、何をやっても認識してくれません。プラグイン自体は表示はされているのですが、スロットに追加しようとしても追加できなくなってしまうのです。それで、いろいろ検索したのですが、同じ状況の方が多数存在しているようですので、私の環境がおかしいということはないと思います。今わかっていることをまとめてみます。
- 読み込めるDLLに制限がある、Windows特有の事象
- 負荷のかかる大きなプロジェクトでのみ発生する
- 一度発生すると何をやっても追加できない
色々検索したのですが中々難しい問題のようで、根本的な解決策はありませんでした。Steinbergの言い分としては、純正のプラグインは追加できるはずだから、ソフトに原因があるわけではない、と。随分前から問題があったのに放置しているようですね。そこなのですが、私の場合、純正のVSTi、例えばPadshopも追加できなくなりました。あとはUADプラグインなどのDSPで処理するものを使用している方が多いということですね。UADを使用していると起こりやすいのかな。でも、Nativeプラグインのみを挿していき、エラーになる動画をアップしている方がいて、それを見るとUADが原因というわけでもなさそうです。今判明している解決方法をまとめてみます。
- jBridgeというVSTホストツールを使用する
- 起動の前に読み込まれる余計なDLLを減らす
それで2を試してみたのですが、なんと読み込めるようになりました。Cubaseフォルダの中のComponentsから、不要なDLLをバックアップフォルダに移動します。私の場合はCubaseフォルダ直下にBack Upフォルダを作成、その中に、euconadapter、hubservice、omffilter、VideoCodec-Apple-ProRes、videoengine、vstconnectを移動しました。ただ、おそらくその状態でも、更にプラグインを追加して負荷が多くなっていくと、追加できなくなる可能性があります。設計の問題で片付けられる問題ではないと思うのですが・・・、何とかしてもらいたいですね。あと、まったく解決方法ではないのですが、パラデータにして他のDAWでミックスするという選択肢もあります。私の場合、Studio One 3でミックスを行うのも手ではあります。