PreSonus Notion 6 レビューPart1

 PreSonusの楽譜制作ソフト、Notion 6をダウンロード購入したので、レビューしてみます。これくらいの安価なソフトでどんなことが出来るのか。紹介してみたいと思います。まず、ペン入力ですね。最近の楽譜制作はこの入力方法が主流になりつつあり、これがどの程度のものか、試してみたくて導入してみました。こういったツールで簡単に作曲や編曲を楽しめるのは良いですね。音源も付いており、一通りの音を鳴らせます。

 WindowsではStaffPadが有名で、値段もあまり変わらないのですが、出来ることとしては、ペンでの入力だけならStaffPadのほうが良いのかもしれません。Notionのペン入力モードはあくまでもおまけといった感じです。と言ってもStaffPadを使ったわけではないので、使用感は両方試して判断するしかなさそうです。機会があればStaffPadも試してみたいと思います。もちろん、NotionもStaffPadも入力のツールが必要です。私の場合はWacomのIntuosを所有しているので、これで試してみました。

 こんな形で、ペンでの入力が可能になります。解析の癖をつかんで、慣れてくれば結構速く入力できるのはないでしょうか。Surface Pro(第一世代)もありますので、こちらを使用したバージョンも今度動画にしてみようと思います。こちらの場合は直接タブレットの画面に音符を書き込んでいきます。

 で、ここからが肝なのですが、ペン入力モードと、普通の編集モードの違い。下のほうに様々な入力が可能になるボックスが表示されています。ペン入力ではない編集モードの場合、このボックスから音符やアーティキュレーションを選んで入力するわけですが、マウスジェスチャーソフトというのがあります。WindowsではStrokesPlusというのが有名で、要はマウスの軌跡を解析して、ショートカットを割り当てる、というもの。Notionのショートカットを自分の使いやすい軌跡に割り当ててしまえば・・・、これの凄さがわかりますでしょうか?私自身まだ使いこなせていないので、今度また第2弾として紹介してみたいと思います。

 あと、全体としては細かい編集が難しく今一歩というところ・・・。楽譜を制作する段階でいろいろと出てきました。マニュアルもクイックスタートだけではなくて、日本語版が欲しいです。パッケージ版には付いてるのかな。非常にソフト自体が軽くて安定しており、その点は素晴らしいのですが、下記に問題をまとめてみました。PreSonusさん!アップデートお願いします。

・ハネ表示
シャッフル記号が使えないんですよね。外国のフォーラム検索したり大変でしたが、無理なようです。代わりにSwingというのがあるんですが、スウィングとシャッフルって音楽的に微妙に違いますから困ります。仕方ないのでSwing(もちろん再生時のハネ具合は調整できます)を入力して、非表示にし、テキストでShuffle Beatと入力しました。

・コーダ切れ
できませんので、段を変えるしかありません。

・日本語歌詞の入力
次の音符に行くときに半角スペースなので、いちいち半角を押さなければいけません・・・。これも不便。後どうやって2段以上の歌詞を入力するんだろうと思って、英語のマニュアル翻訳して読みましたが、9段まで可能なようですね。

・小節を挟んだタイやスラ―の入力
例えばリピートマークの終わりの部分で次の小節に音符があった場合、表示させられません。

 

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