Studio One 3.5でマスタリングの実践

Studio One Mastering1

 Studio One、まだ最新版にアップしていませんが、マスタリングで使っていこうと思っていたので、早速実践で使用してみました。某アーティスト様のCD制作ですが、今回DDP納品で行ってみます。今までは仕事でそれなりの枚数を制作をしてきましたが、全てメディア納品で行っていました。メディアはなるべく品質の良いもので納品していましたが、DDP納品でしたらメディアによる音質の変化、がありません。

 さて、早速マスタリング用のプロジェクトを制作し、曲を並べてみます。自動的にギャップ調整(2秒)され、作業が速いです。楽曲の分割、結合なども容易です。Studio Oneは1画面ですべてのマスタリング工程が完了します。今回はCubase Proで制作した4曲がすべてマスタリング済みでしたので、Studio One上ではエフェクトなどは使用しませんが、通常は各楽曲の音質の調整のためにマスタリングをするわけですので、今回のようなやり方はしません。トラック上で右クリックすれば、他の曲へのメタデータコピーも簡単にできます。全体的に迅速に作業が行えます。作業は元の楽曲がマスタリング済みのファイルだったこともあり、10分ほどで終了。モニター上の音も良いし、素晴らしいです。今後もStudio Oneでマスタリングを積極的に行っていきます。

各種メーターでレベルチェック

Studio One Mastering2

 各種メーターですが、音の調整をしっかり行うためにエフェクトを使用する場合は重宝しますね。スペクトルメーターはFFTか12thをよく見ます。あと、3.5から追加されたラウドネスメーターが良いです。EBU R128(EBU+18もオン)を選択すると切り替わります(INTは平均ラウドネス値、LRAはラウドネスレンジ、TPはトゥルーピーク値)。ラウドネスは画面の左上でオフラインでも検出できます。

 

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください