VSLの管楽器は使えるか

 vsl alto sax 
 先日、導入したVienna Symphonic Libraryのアルトサックスのサンプルで適当に演奏してみました。(もちろん調整はしております)。データとしてはエクスプレッションのみ。音質の変化はヴェロシティーによるものですね。リバーブにはSoftubeのReMatrix Soloを使用しています。


 
 VSLはサンプル数は多くないのですが、その分軽くて使いやすく、Vienna Instruments Proで演奏すると最高の表現力になります。Vienna Instruments ProはHumanize機能が付いており、ランダムに音程変化を加えたり、非常に完成されたサンプラーです。演奏はレガートのスピードでサンプルが切り替わるモードを使用しています。

 VSLの管楽器はリード楽器として、楽曲の全面で使用するのは少し難しいかなというレベル。オケの中に入っていれば問題ないでしょう。リアルな質感を出すための打ち込みには職人的な技術が必要になります。VSLのサイトでGuy Bacosさんのデモを是非聞いてみてください。

 音自体のリアル感はどうでしょうね。サックス奏者の方の意見を聞きたいですが、結構いい線をいっているのではないでしょうか。ただ、どうしても吹き込んだ時の息の質感などはサンプルでは表現できないのですよね。私のところでは作曲や編曲の依頼で本物の質感が必要な時には、演奏家を雇います。もちろんシーンの最前線で活躍しているアーティストです。ご興味のある方はご連絡ください。
 

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