9人のアフレコ

 制作していた一本目の動画が先日、遂に完成しました。監督は坂本俊夫さんで11月に公開。それ以降にも監督の別作品と一緒に公開するかもしれません。今回、結構新しい事を色々させていただいて、相当勉強させてもらいました。その一つがアフレコですね。アフレコとはAfter Recordingのことで、要は録画した映像に合わせて録音をしていく作業です。今回はキャストの方9人全員に家の事務所まで来てもらい、一人ずつ録音しました。ここで問題になるのは自分の映像に合わせて、話す速度を調整してもらうわけですが、最初に説明して作業したので、スムーズに合わせていくことができました。キャストの方にも良い演技をしていただき、良いものが完成してホッとしました。ソフトはCakewalkで、簡単に動画編集したmp4ファイルをCakewalkに読み込んで、映像を見てもらいながら録音します。Cubaseで作業しても良かったのですが、やはり1トラック内のデータの取り扱い方がCakewalkのほうが良いですし、慣れていますので。動画データは後々Apple ProRes 422 HQ(オーディオは16Bit 48kHz)で納品することを前提に、変換時の音質を考え24Bit 96kHzで作業します。

アフレコ

 MA作業では録音したクリーンすぎる音に映像の部屋の形に合わせて残響を追加したり、ノイズを追加したり、効果音や音楽などを足していきます。音楽のほうはもう慣れているので今回の作業の中では一番楽でした。ソロバイオリンは入れたかったので、何度もお願いしている黄菜子さんに弾いてもらいました。生音の質感が加わるとやはり印象が全く変わってきますね。

 動画の編集、録音、MA、劇伴作曲、主題歌の編曲(作曲は監督)、・・・我ながら頑張ったと思います。さて、お待たせしております仕事を一気に進めていきます。舞台音楽二つに、CD制作複数アーティスト様。そして次の映画劇伴。気合で乗り切ります。


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坂本監督と打ち上げ。一本目の映画終了です。

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